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妻の遺書

死後、妻の遺品を片付けていたら、私宛ての遺書が出てきた。

便箋に書かれた手紙ではなく、以前、私が妻に海外旅行のお土産で買ってきた大きなノートの最初のページにそれは書かれており、後のページは白紙だった。



『おーちゃんへ


そりゃ、私がいなくなって寂しいだろうけど、


おーちゃんにはおーちゃんの人生がある。


私のことは忘れなくていいから、


自分の幸せを見つけて、

タバコを止めて、

毎日少しは運動して、

長生きしてください』




最後の入院よりも前に、既に「自分はもう長くない」と悟った妻が、もしもの際に備えて書き残したものだろう。



死への恐怖に見舞われるなか、自分のことよりも、遺される私のことを心配してくれた妻の優しさ、書き記している時の心情を思うと、涙が出た。




妻は本当に愛情の深い人だった。





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No title

私の夫は、通院時の検査結果をPCで入力していて、
(もちろん、最初は完治すると思っていたからですが)
その表の下のところに、『あと、十年は生きていたい』
と、書いてありました。
おそらくこれは息子達が成人して、
自立するまでということだったのでしょう。
昨年、末っ子が成人し、それなりにホッとはしましたが、
自立するところまでは まだまだかかりそうで・・・。
>死別者の恋愛について批判的なコメントが少なからずあったことが、
 この「妻との別れ」を書く契機でした。
このことに関しては、おそらくそういう理由で 
書かれているんだろうと思っておりました。
私も 実際に 批判されたわけではありませんが、
田舎に住んでいますし、
私の今の状況を知られれば、
批判は されるでしょう。
実家に戻ったわけでもなく、
夫と住んでいた家にそのまま暮らしていますし、
夫の姓を名乗っているわけですから。
それでも、以前にも書いたように、
あれこれいう世間が私を支えてくれるわけではないと、
ある意味、開き直っている部分もあります。
ただ、私の場合、遠距離なので、
そのことがネックになって、
実は 今も 相当気持ちが揺れています。
若い時のようには 突っ走れないですから、
明るい未来を思いえがくのは 難しいです。

ポッキーさんへ

コメントありがとうございました。
“あれこれいう世間は支えてくれない”
が結論からというお気持ち、分かります。
昨日、彼女と会ってこの話をしました。
「結局、当事者しか分からない」ということが結論でした。
亡きご主人と私への気持ちについても聞きましたが、考えは私とまったく同じでした。
車で15分くらいしか離れていない私たちですらもどかしいのですから、遠距離のポッキーさんはさぞ辛いことと思います。
良い本当に方向に進みますよう、お祈りしております。

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匿名さんへ

妻と私が最初からお釈迦様と孫悟空の関係だった訳ではありません。
一緒になった当初は若かったこともあり、雑誌編集者とナースというすれ違いの生活でありながら週1ないし週2で営んでました。休みが合致した最初の3連休などは、食事で外に出る時以外はずっと営んでました。
看護士という仕事、家事や育児に疲れた妻にセックスを強いることが“女として愛されている”ことになるんですかね? 
それに、妻と私の人間としての結び付きには価値を感じないんですかね? 匿名さんは絶対的な信頼感など不要、思いやりも不要で、ただ頻繁に抱いてもらうほうが良い訳ですよね。
夫婦の在り方は千差万別ですね。

No title

昨日彼に話してみました。
私をすごく愛してくれると嬉しい反面、この愛情は生きていれば奥様がもらえた愛情じゃないかって。
彼も私の事を愛する気持ちが強くなると、生活に追われて、仕事中心で奥様に愛情を注いであげられなかった事を申し訳なく思うときがあるって答えてくれました。
Brenneckesさんの奥様のように、もし残されたご主人の幸せを願っていてくれたとしたら、その奥様の意思と共に残りの彼の人生を幸せな物にしてあげればいいかなぁと思ってみました。お互いにそれぞれの人生を歩んできた末に出会って惹かれて今のこの時を一緒に歩んでるわけだから、この先の人生を共に過ごせる幸せをかみしめていきたいと思います。Brenneckesさんの理緒さんへの思いは、寂しさを埋めるわけではなく、奥様と出会ったように、理緒さんとも運命の出会いをしたと私は解釈させていただいて、私も奥様と同じように、運命の出会いをして今日に至っていると思いたいです。だから、これからの彼の人生を亡き奥様と共に幸せにしてあげたいと思いました。変ですかね?わかりにくい質問をしてすいませんでした。でも、私の聞きたかった事ちゃんと答えてくださいました。ありがとうございます。

あみさんへ

コメントありがとうございます。
全然変ではないですよ。
あみさんのその決意は、勇気のある素晴らしいものだと思います。
これから疑心暗鬼になることもあるかもしれませんが、あみさんがこの決意忘れず、彼も理解していれば、大きな誤解やすれ違いは避けられるのではないかと思います。
頑張ってください。応援しています!
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