出会い 3
既に、彼女と会うことが生きる上での励みになっていたので、二人が時間を確保できる平日昼間のデートに思いきって誘ってみた。
返事はオーケー。
こうして二人だけのデートが始まる。
最初のデートはリゾート地にある有名温泉旅館の日帰りプラン。
帰り際に寄った「道の駅」で手を差し出すと、恥ずかしがりながらも手を繋いでくれた。
普段の『クールビューティ』のイメージからは想像もつかない、実に可愛らしい仕草だった。
二度目のデートは紅葉ハイキング。
ハイキングの間は普通にずっと手を繋ぎっぱなしで、手を繋ぐのも板に付いた感じになった。
三度目のデートは新緑ハイキングだったが、それ以上の進展はなし。
と言うのも、二人の間で恋愛に関する話は一切出ないから。
もちろん「好き」などという言葉も出ない。
3年経ったとは言え、死別したパートナーへの思いが無くなった訳ではなし、寂しさを埋めるために相手を利用しているのではないか?、相手が自分のことを好きではないのでは?等、自分の気持にも相手の気持にも自信がないため、進展のしようがない状況だった。
どこかで互いの気持を明かし合うブレイクアウトの機会が必要だった。
結ばれた日 に続く…
返事はオーケー。
こうして二人だけのデートが始まる。
最初のデートはリゾート地にある有名温泉旅館の日帰りプラン。
帰り際に寄った「道の駅」で手を差し出すと、恥ずかしがりながらも手を繋いでくれた。
普段の『クールビューティ』のイメージからは想像もつかない、実に可愛らしい仕草だった。
二度目のデートは紅葉ハイキング。
ハイキングの間は普通にずっと手を繋ぎっぱなしで、手を繋ぐのも板に付いた感じになった。
三度目のデートは新緑ハイキングだったが、それ以上の進展はなし。
と言うのも、二人の間で恋愛に関する話は一切出ないから。
もちろん「好き」などという言葉も出ない。
3年経ったとは言え、死別したパートナーへの思いが無くなった訳ではなし、寂しさを埋めるために相手を利用しているのではないか?、相手が自分のことを好きではないのでは?等、自分の気持にも相手の気持にも自信がないため、進展のしようがない状況だった。
どこかで互いの気持を明かし合うブレイクアウトの機会が必要だった。
結ばれた日 に続く…