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妻との出逢い

今日、5月12日は妻の命日である。

早いもので、まる5年が経った。


妻と出逢ったのは、あるセミナーだった。

妻も同じくセミナー参加者で、私とは同じ班だった。

このセミナーでのある出来事をきっかけに私は妻に猛アプローチをかけるようになった。

ところが、私は妻のタイプではなかったため、なかなか相手にしてもらえない。
それでも私は毎日のように妻にラブコールを送り、遂には4時間に及ぶ長電話の末、口説き落とした。

妻に「はい」と言わしめた私の一言は

「最後まで一緒にいるから」

だった。



妻は超早産・超未熟児で生まれたため、幼い頃、様々な点で他の子供よりも能力的に劣った。(出てきたのが早すぎるのだから当たり前なのだが…)

それ故、義母は妻を大切に育てた。大切にしすぎたあまり、危険なことはもちろん、日常生活でも多くのことを妻にさせなかった。

結果、妻は年齢の割に何もできない自分に自信を失った。

そして本心を親に打ち明けられないことも妻のネックであった。


4時間に及ぶ電話の中で次第に妻は本心を吐露していき、最後には電話口で泣き出した。

「一人になるのが怖い、一人にはなりたくない」

自分に自信がなく、最後には一人になってしまうことを恐れた叫びだった。


「一人にはしないよ。ずっと最後まで一緒にいるから」

その言葉を信じ、安心した妻は私と一緒になった。



そして、この約束は守られた。妻の最後の17日間を一緒に過ごすことによって…。


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No title

とてもとても考えさせられました。
私は夫とは 年齢差があった為、
そのことで まわりに大反対され、
夫には言ったことはありませんが、
一人になることを ある意味覚悟して結婚しました。
今の彼は、一人になることを恐れています。
それを知っているからこそ、
踏み出せない自分がいます。
なぜなら、夫に先立たれた私は、
もう、一人には なりたくないと思うからです。

ポッキーさんへ

ポッキーさんのお気持ち、当然だと思います。
「二度と死別の苦しみを味わいたくない」というのは死別を経験した者共通の思いでしょう。
私たちも死別した直後からずっと「再婚はしない」と言っていましたし、それ故に恋愛に踏み出せず、なかなか二人の距離も縮まりませんでした。
昨年七月に私が思い切った行動を取らなければ、ずっと恋愛関係にならずにいたかもしれません。
今でこそゴロゴロと転がりだしてしまったから、後戻りはできませんが、結ばれた直後でも、その先を恐れて互いに躊躇していたことも事実です。
たまたま私たちは思い切れたのかもしれません…。
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